ペットショップ店員になるには?

ペットショップ店員はどんな仕事をするの?

ペットショップ店員の仕事内容は大きく分けて5つあります。「生体管理」、「販売」、「商品管理・ディスプレイ」、「グルーミング」、「清掃」です。なんとなく、仕事内容の想像がつくとは思いますが、ここではそれぞれを具体的に説明していきます。

生体管理

いわゆる「動物のお世話」に該当する業務です。
まず、動物の種類によって必要なお世話が違います。ペットショップにいる動物で一番多いのは犬と猫と言っていいでしょう。例えばこの二種類だけだったとしても、動物の月齢によって餌の量が異なります。さらに、ペットショップによっては犬種・猫種に合わせて与える餌の種類が違う場合もあります。つまり、大きな括りで「犬」・「猫」の二種類だけだったとしても、餌の与え方はペットショップにいる動物の数だけあるということです。
さらにそこに鳥類、その他の哺乳類、爬虫類、魚類が加わる場合も多々あります。爬虫類、魚類は気温、水温にかなり気を使う必要があります。ペットショップでの日々の生活は、動物たちに多大なストレスを与えてしまう可能性があります。そのストレスは体調を崩す大きな要因となるでしょう。そのため毎日動物たちをしっかりと観察し、健康管理に気を遣うということが大切になります。

販売

動物を飼い主へ譲渡するということも、言い方は悪いですが「販売」というカテゴリーに入ります。それに加え、多くのペットショップが動物を飼うために必要な商品を多数取り扱っています。それらを販売することも、ペットショップ店員の日常的な業務と言えるでしょう。
お客様から様々な質問をされることも多々あります。それらにしっかりと答えられるだけの商品知識も、当然ながら必要になります。ペットショップの規模が大きくなればなるほど、それに比例して、勉強しなくてはいけないことが増えていきます。

商品管理・ディスプレイ

商品の賞味期限が切れていないかどうか、在庫はどのくらいあるのか、どの商品が需要があるのか等「取り扱っている商品をきちんと把握する」ということが必要とされます。勤務日数が増えれば、必要な時に発注をかけるといった作業を任される場合もあるでしょう。
「商品の綺麗な陳列をキープする」ということも大切です。それに加えて「より購買意欲をくすぐる陳列方法」、「効率よく商品を購入できる陳列方法」等を考え出せるスキルがあると、頼もしいペットショップ店員への道が拓けていくかもしれません。

グルーミング

飼い主が決まった動物を、引渡しの前に綺麗にしてあげます。嫁入り・婿入り準備といったところですね。
実際にグルーミングを行うのはトリマーの資格を持っている人です。ペットショップで雇っているトリマーや、提携している動物病院で行われます。そのため資格のないペットショップ店員はグルーミングのスケジュール調整等のセッティング役を担うことになります。

清掃

店内の清掃はもちろんのこと、動物の糞尿の始末、ゲージの清掃も大切な清掃業務の一つです。動物達の部屋が糞尿で汚れているという状況は、見た目が良くないとうこともありますが、なによりも病気の原因となってしまう可能性があります。
また自分のいる空間が糞尿で汚れているということは、多くの動物にとってストレス要因となります。そのため掃除には常に気をつけている必要があります。大規模なペットショップだと動物の数が多いため、清掃の回数も増えます。糞尿の状態で動物の健康状態をチェックする知識も必要となります。

ペットショップも多種多様でなので一概には言えませんが、上記の内容が多くのペットショップで共通するペットショップ店員の主な仕事となります。

ペットショップ店員になるにはどうすればいいの?

ペットショップ店員になる方法

ペットショップ店員になるために必要な資格はありません。
求人が出ているペットショップに応募し、面接を受け採用されれば立派なペットショップ店員です。ただし、最近の傾向として即戦力となる人材を求めているペットショップが多いようです。「長年の実務経験がある」「民間団体認定の動物看護師やその他の資格を持っている」等が即戦力として判断される基準となるようです。
しかしながら、あくまでも「合否に多少影響する」という程度のものであり絶対に必要というわけではありません。初心者大歓迎というペットショップも多くありますので「とりあえず応募してみる」ということが大切かもしれませんね。

どんな勉強が必要?

先程も述べたとおりペットショップ店員となるために必要な資格はありません。ただし、最近では民間団体認定の動物にまつわる様々な資格が存在し、それらが有利に働くということはあるようです。
動物看護師資格、日本愛玩動物協会認定の「愛玩動物飼養管理士」、JCK認定の「愛犬飼育管理士」等がよく挙げられます。またトリミングやペットシッターを請け負っているペットショップでは、店員兼○○ということは大きな強みになる可能性があります。

ペットショップ店員になるための就職活動はどうするの?

働く場所の候補

選び方としては、ペットショップの規模を考慮するといいかもしれません。「犬のみ」「犬・猫のみ」といったペットショップから、哺乳類・爬虫類・鳥類等幅広く取り扱っているペットショップと規模は様々です。どんな動物のお世話をするのか、事前にきちんと調べてから応募することをおすすめします。

就職活動の方法

特別な就職活動は必要ありません。求人を調べて「応募」→「面接」→「結果発表」となります。普通の就職活動です。

面接の受け方

こちらも通常の面接の受け方で問題ないと思います。経験年数や資格の有無等、アピールできるポイントがあればきちんと履歴書に記入し、面接の際に口頭でも伝えましょう。

ペットショップ店員専門学校とは

ペットショップ店員にはトリマー等の職種とは異なり、特殊な専門スキルは必要ありません。そのため動物看護師やトリマーのように専門の学科がある分野とは異なり、ペットショップ店員になるためだけの学科はありません。

しかし、優秀なペットショップ店員として働くためには動物に関する様々な知識が必要となります。そのため、多くの専門学校が専門の学科は設けていないものの、ペットショップ店員を目指す人々が学べる場所を提供し目指すべき職業のペットショップ店員を入れています。

ペットショップ店員を目指す人は「動物看護」「ペットケア・セラピー」等ざまざまな選択肢の中から希望に添った専攻を選ぶことができます。また、最初からペットショップ開業を目指し学ぶという選択肢もあります。

どんなペットショップ店員専門学校があるの?

専門学校の選択肢として、どんな学校があるでしょうか?ここでは「住所」「入学方法」「費用」「専門学校の特徴」の項目と合わせて、 いくつかの専門学校を紹介したいと思います。数ある専門学校の中のほんの一部ですが参考にしていただけたら嬉しいです。

学校法人専門学校 東京スクールオブビジネス

住所東京都渋谷区代々木1-56
入学方法AO入学(面接)
推薦入学(書類審査)
一般入学(書類審査)
費用初年度納入金:1,247,000円
(入学金:150,000円 授業料:820,000円 施設費:180,000円 その他:97,000円)
※教科書代、教材費、研修費等が必要。(各学科・専攻によって異なります。)
奨学金制度有り
専門学校の特徴 都営地下鉄代々木駅から20秒という好立地のキャンパスには最新の設備が整っています。動物に関する専門学校の中では珍しい4年制のコースもあり、卒業後すぐにペットショップのチーフや店長として働き出せるだけの即戦力を身につけさせることに力を入れています。
万が一卒業までに内定が貰えなかった場合でも、卒業後も内定がもらえるまで万全のサポート体制で支えてくれます。

国際ペットワールド専門学校

住所新潟県新潟市中央区笹口2-13-4
入学方法 特待生入学・社会人特待入学(書類審査・面接)
一般入学 (書類審査・面接)
学校推薦入学(書類審査のみ)
第2期AO入試(面談)
費用 入学金 5万円
学費 128万円~140万円(学科・コースによって異なる)
奨学金制度有り
専門学校の特徴 日本海側最大の動物専門学校です。関連業界や企業との連携に力を入れ現役でプロとして働いている方々を講師として迎えています。
ビジネスマナーや接客方法等のビジネス教育にも力を入れており、即戦力育成を目指してます。奨学金も非常に充実しています。

スカイ総合ペット専門学校

住所千葉県我孫子市台田4-1-41
入学方法 通常入試(書類審査・作文)
費用 ペット総合科 1,220,000円 (教材費等別途必要)
奨学金制度有り
専門学校の特徴 認定したトリマーの水準が高いことで有名な「ジャパンケンネルクラブ」の推薦指定機関です。
犬の業界で信頼度・知名度共に最高ランクのJKC公認トリマー、訓練士をはじめペットショップ開業に必要な愛玩動物飼養管理士等、就職に強い資格を最短で取得することができます。
通学に2時間以上かかる生徒のための一人暮らしサポート制度を設けており、対象生徒には一人暮らし応援金として年間で12万円支給されます。

専門学校日本動物21

住所東京都墨田区錦糸1-2-1
入学方法 AO入学(書類審査・面接)
推薦入学(書類審査)
自己推薦入学(スポーツ推薦・資格推薦・課外活動推薦・卒業生、在学生推薦のいずれかの基準を満たすことで出願可能)
一般入学(書類審査)
費用 初年度合計:1,280,000円
(入学金:200,000円 授業料他:1,080,000円)
奨学金制度有り
専門学校の特徴 誰もが一度は聞いたことがあるのではないかという、「♫どこま~でも」のCMソングで有名な専門学校です。民間企業就職率99%を誇ります。アクティブラーニングの最先端を行く特色のあるゼミ学習を実施することで、専門知識、資格、実践的な力を身につけさせることに力を入れています。「遊ぶこと」にも力を入れており、ヨーロッパ卒業旅行や学園祭等充実した学生生活を送れること間違いなしです。

神戸動植物環境専門学校

住所兵庫県神戸市東灘区向洋町中1-16
入学方法 特待生試験(専願)
推薦入試(専願 書類審査・面接)
一般入試(併願 書類審査・面接)
リカレント入試(再進学者対象 書類審査・面接)
費用 初年度納入金 ドッグスペシャリストコース スモールアニマルコース 1,550,000円(教科書代等1年次に必要なものすべて含む)
奨学金制度有り
専門学校の特徴 地下1階、地上10階という広大な学び舎の中に、様々な実習室など多様な設備が用意されています。1年次ではしっかりとした基礎を学ぶためのカリキュラムが、2年次では就職を見据えた専門知識を学ぶゼミ別応用学習が用意されています。
就職指導にも力を入れており、模擬面接・マナー講座など早い段階から様々なレクチャー用意されています。

専門学校では何をどのくらい勉強するの?

専門学校の制度

多くの動物専門学校が、2年ないしは3年という学びの期間を採用しています。1年次で基礎を学び、2年次・3年次で応用、専門知識を学ぶことが多いようです。

専門学校で学ぶこと

まずは専攻の内容に添った専門知識・専門スキルを学びます。それに加え、専門学校は就職を支援している学校です。
そのため就職に向けた社会人マナー、接客スキル、ビジネススキルといった内容のレクチャーを提供してくれる専門学校も多いようです。

専門学校を卒業した後

多くの生徒が学んだスキルを活かせる職場への就職をします。さらなる学びのために大学へ進学する生徒もいるようですが、大部分の生徒が就職するようです。
専門学校と提携している企業等への就職が期待できる点も、それぞれの専門学校が持つ利点と言えます。ほとんどの専門学校が在学中に何らかの資格が取得できるようにカリキュラムを組んでいます。そこで取得した資格は、就職活動におけるアピールポイントとして利用することができます。

ペットショップの独立開業

ペットショップの独立開業とは?

独立開業するということは、自分のペットショップを持つということです。
ペットショップの開業手続き自体はそんなに難しいことではありません。必要な登録申請は、意外と簡単なのです。

まずは動物取扱責任者の資格が必要となります。
資格取得の条件として、1.「半年以上の実務経験」、2.「所定の学校の卒業」、3.「所定の資格等の取得」のいずれか一つを満たしている必要があります。
この中だと3.の条件が一番満たしやすいです。
3.を満たす資格はいくつかあるのですが、JKC認定の「愛犬飼育管理士」という資格は最短で1日で取れるのでオススメです。動物取扱責任者の資格を取得し、動物取扱業の申請を行えば開業が可能です。

問題なのは「開業・運営資金の調達」、「生体調達」、「プロ集団である大手量販店とどうやって競争するのか」ということです。
ペットショップは開業自体はさほど難しくなくいのですが、運営が非常に難しいのです。

ペットショップの形態としては「店舗型」と「インターネット販売」の2つがあります。
店舗型ペットショップの場合、ある程度の広さの店舗を確保しなければなりません。また展示用の設備投資も必要です。騒音対策等も必要です。
それなりの店舗でいいのであれば500万から、ある程度しっかりとした店舗にしたいのならば数千万円かかってしまうと考えたほうがよいでしょう。

店舗型に比べ、インターネット販売は店舗を持たなくていいので開業資金を抑えることができます。
インターネット販売の問題は後で改めて紹介しますが、競合相手が全国に山ほどいるということです。その中で勝ち上がっていくということは非常に大変です。

生体調達も難問です。
生体調達は、販売する動物をどうやって手に入れるかということです。ブリーダーは星の数ほどいます。
しかしどのペットショップも優良ブリーダーとのみ契約したいですよね。問題を多く抱えている動物ばかりを販売しているペットショップでは、悪評があっという間に広がり倒産という可能性も高いです。

しかしながら、優良ブリーダーの多くが大手量販店と契約しています。そこに割り込んでいくというのはかなり大変なことです。
「知識の乏しい個人事業主が、目利きができず健康に問題のある動物を購入してしまう。」という問題は割とよくあるそうです。その結果「補償事例が頻発し、あっという間に資金繰りが苦しくなってしまう。」ということもよくあるそうです。
ブリーダーの世界にも横の繋がりというものが存在します。「なんとかその繋がりを手に入れ、必死に営業し優良ブリーダーと契約をする。」ということが必要となります。

個人商店が大型スーパーとの競合に負けてしまうように「個人事業のペットショップが大手量販店を相手にする。」ということはとても大変なことです。
大手量販店は資本が潤沢です。立地のいい場所に店舗を構えることができます。広告にかけるお金もあります。より多くの商品を取り扱っています。
動物たちも種類が豊富で、健康に問題のない優良な動物達がたくさんいます。万が一補償事例が起こったとしても、きちんと対応できるだけの制度も整っています。その相手と競い勝ち上がっていくのは大変です。

またインターネット販売の場合、違った種類の問題があります。
インターネットで検索をかけてみるとわかりますが、競争相手の数は膨大です。競争相手は全国のインターネット販売業者です。どこも同じようなサービスを提供しています。
その中で検索をかけた時に上位に食い込んでくるようにするには、かなりの時間と費用がかかるでしょう。

フランチャイズという方法もありますが、うまくいかずにあっという間に閉店という事例も多くあるようです。
ペットショップを独立開業するためには強力なコネクション、強力な営業力、多くの競合相手を負かすことのできるアイデアや商品の取り扱いが必須です。

独立開業するとどうなるの?

個人事業主になるので、資金繰り、生体調達、取り扱い商品の仕入れ等、全てに責任を持つことになります。営業努力も必要になります。軌道に乗るまでは多忙になることが予想されます。
ただし、接客といった仕事内容はペットショップ店員と変わりありません。好きな商品を取り扱うこともできるようになり、自分の思い描く店舗を作ることができます。

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