獣医師の履歴書の書き方を徹底解説!魅力的な志望動機をつくるコツも紹介

獣医師の履歴書の書き方を徹底解説!魅力的な志望動機をつくるコツも紹介

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「獣医師の履歴書の書き方を知りたい」
「好印象を与えられる履歴書にしたい」

転職活動において履歴書の提出は必須ですが、獣医師の場合はどう書けばいいか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

本記事では、獣医師に向けて履歴書の書き方を詳しく解説していきます。また、魅力的な志望動機をつくる3つのコツや志望動機の例文も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

獣医師が履歴書を書く前に準備するもの

獣医師が履歴書を書く前に準備するものは他の職種と変わりません。

必要なものは以下の3点です。

  • 履歴書用紙
  • 証明写真
  • 封筒

それぞれ詳しく解説していきます。

1.履歴書用紙

履歴書を作成するために、まずは履歴書用紙を用意しましょう。履歴書の様式には、学卒者用、転職者用、アルバイト・パート用などがあり、それぞれの履歴書によって記入する項目やスペースが異なります。

とくに指定がない場合は、自分のアピールしたい内容を記入できる履歴書を選んで問題ありません。ただし、指定のフォーマットがある場合は、必ず指示に従いましょう。

用紙のサイズには、以下の2種類があります。

  • A4版(二つ折りの場合は見開きA3サイズ)
  • B5版(二つ折りの場合はB4サイズ)

一般的な書類はA版が多いため、A4版の履歴書の使用をおすすめします。履歴書は、手書き、パソコンどちらで作成しても問題ありません。自分のスタイルに合った方法で自信を持って応募しましょう。

2.証明写真

履歴書には証明写真を貼付するスペースが設けられているため、写真の準備も必要です。
証明写真の撮影方法には、写真館・証明写真機・自撮りの3パターンがあります。

項目 写真館 証明写真機 自撮り
品質
価格 6,000円~ 800円前後 無料
メリット クオリティが高い 仕上がりが早い 撮り直しができる
デメリット お金と時間がかかる 表情の調整が難しい 手抜きに見える

撮影方法は自由に選べますが、自撮りは角度や光の調節が難しいため、避けるのが無難です。証明写真は6ヶ月以内に撮影した新しいものを使用しましょう。

また、服装はスーツが基本です。スーツを着用することで、清潔感や誠実さをアピールでき、採用担当者によい印象を与えられるでしょう。

3.封筒

履歴書を提出する際は、郵送・持参に関わらず履歴書を入れる封筒を用意する必要があります。書類に折り目がつかないように定形外の封筒を使用しましょう。折り目がついた履歴書は読みづらく、採用担当者が扱いにくいためです。

履歴書を封筒に入れる前に、クリアファイルで挟んでおくと、汚れや折れを防ぎ、きれいな状態で届けられます。また、履歴書を郵送する場合は、送り状を同封しましょう。送り状を添えることで、応募先に対して礼儀正しい印象を与えられます。

【項目別】獣医師の履歴書の書き方を解説

ここでは、獣医師の履歴書の書き方について、以下の5つの項目ごとに解説していきます。

  • 日付
  • 学歴・職歴
  • 免許・資格
  • 志望動機
  • 本人の希望

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.日付

履歴書に記入する日付は、記載日ではなく提出日を書きます。郵送の場合は、実際に投函する日を記入しましょう。

また、年号の表記は「R6年」のような省略ではなく、「令和6年」と正式な表記が望ましいです。さらに、履歴書の中で西暦と元号(平成・昭和など)の表記が混在しないよう、どちらかに統一したほうが履歴書全体が整然とし、読みやすくなります。

2.学歴・職歴

履歴書の学歴・職歴は、応募者がどのような教育を受け、どのような仕事を経験してきたかを伝える項目です。

学歴は、高校入学から獣医学部卒業までを上から順に書き入れましょう。学校名は省略せず正式名称で記載します。また、応募職種で活かせる専攻や研究テーマがある場合は、記入することでアピール材料になります。

職歴についても、古い順に病院名・施設名への入職および退職の経歴を記載していきましょう。病院名や施設名だけでなく法人名や部署名まで省略せず書くのがポイントです。

なお、卒業年号については「年号早見表」にまとめてあるので、履歴書作成にご活用ください。

3.免許・資格

履歴書の免許・資格の欄は、専門性や実績をアピールする項目です。獣医師の場合は「獣医師免許」の記載が必須です。免許や資格の名前は正式名称で記入し、正確な取得年月日を書きましょう。

また、獣医師免許以外にも、以下のような免許や資格があれば記載します。

  • 運転免許
  • 認定医資格
  • 専門医資格
  • 所属学会
  • 学会での論文発表

記載する際は、免許、資格、所属学会の順に、取得した年月日が古いものから記載するのがポイントです。

4.志望動機

志望動機は履歴書の中で、合否を左右する最も重要な項目です。数ある応募先の中から、なぜその職場を選んだのかを具体的に述べることが求められます。自分の強みやこれまでの経験を交えながら、職場でどのように貢献できるかをアピールしましょう。

志望動機を書く際は、応募先である動物病院を「貴院」と敬称で表現するのがマナーです。また、枠いっぱいに志望動機を書き込むことで、入職への強い意思を伝えられます。採用担当者が読んで、納得できる内容になるよう心がけましょう。

5.本人の希望

履歴書の本人の希望欄は、採用担当者に希望の職種や勤務条件を伝える欄です。とくに希望がない場合は「貴院の規定に従います」と記載することで、前向きな印象を与えられます。

また、特定の職種を希望している場合は、「○○職を希望します」というように記載して、自分の意志や専門領域を示しましょう。

獣医師が履歴書作成で気をつけるべき3つのポイント

獣医師が履歴書作成で気をつけるべきポイントは、以下の3つです。

  • シャープペンシルや修正テープは使わない
  • 空欄をつくらない
  • 志望動機を使いまわさない

それぞれ詳しく解説していきます。

なお、履歴書の書き方でよくある質問について「履歴書の書き方 Q&A」でも解説しているので合わせてご覧ください。

1.シャープペンシルや修正テープは使わない

履歴書は正式な書類であるため、黒色のボールペンで記入しましょう。鉛筆やシャープペンシルは手軽に消せるという利点はありますが、公式な文書としては不適切です。

同様に、誤字や脱字を訂正する際に修正液や修正テープを使うのも避けましょう。修正液や修正テープを使用すると、見た目が美しくないだけでなく、採用担当者に注意散漫な印象を与えかねません。

もし書き間違えてしまった場合は、手間はかかりますが、履歴書を最初から書き直すことをおすすめします。

2.空欄をつくらない

履歴書では、空欄をつくらないことも大切です。履歴書に空欄があると、採用担当者に意欲不足と誤解される可能性があります。とくに動物病院のような専門的な職場では、細部に気を配る姿勢が重要視されるため、空欄があると、意欲が欠けていると見なされるかもしれません。

ただし、どうしても書く内容が見つからない場合は「特になし」と端的に記載して、空欄を避けましょう。

3.志望動機を使いまわさない

獣医師が他の動物病院へ転職する際は、仕事内容が似ているため、どの病院に対しても似たような志望動機を書いてしまいがちです。

しかし、志望動機は必ず応募先ごとにオリジナルの内容を作成する必要があります。なぜなら、応募先の病院ごとに診療方針や求められるスキルが異なるからです。

独自性のある理由を挙げることで、その病院に対する本気度が伝わり、採用側もその職場であなたがどのように活躍してくれるかをイメージしやすくなります。

応募先の特徴をリサーチし、応募先ごとに志望動機を練りましょう。

獣医師が魅力的な志望動機をつくる3つのコツ

獣医師が魅力的な志望動機をつくるコツは、以下の3つです。

  • 転職理由と応募先の魅力を結びつける
  • 実績や強みが分かるエピソードを盛り込む
  • 採用後の目標を書いて熱意を伝える

これらのポイントを押さえて採用担当者の目に留まる志望動機をつくりましょう。

1.転職理由と応募先の魅力を結びつける

獣医師が魅力的な志望動機を作成するためには、転職理由と応募先の魅力を結びつけることがポイントです。転職面接では必ず転職理由を問われるので、前向きで説得力のある内容を伝えることをおすすめします。

そして、転職理由を応募先の魅力と結びつけて伝えられれば、転職理由の説得力が増すだけでなく好印象を与えることもできます。

具体的には「現職で身につけた○○の経験を活かし、今後は○○を専門とする貴院で活躍したいと考えています」といったポジティブな表現にすると良いです。

応募先の公式サイトやSNS、求人情報などで情報収集を行い、自分がその病院でどのように貢献できるかを記載しましょう。

2.実績や強みが分かるエピソードを盛り込む

獣医師が魅力的な志望動機を作成するためには、自分の実績や強みが伝わるオリジナルのエピソードを盛り込むことも大切です。オリジナルのエピソードを加えることで、他の応募者との差別化が図れます。

一方で、以下のような表現は独自性を出しづらいので避けましょう。

  • 理念に共感した
  • 貴院で学びたい
  • 貴院の診療に感動した

具体的な実績や経験をもとに、自分がどのように応募先に適しているかを記載しましょう。

3.採用後の目標を書いて熱意を伝える

魅力的な志望動機をつくるためには、採用後の目標を書いて熱意を伝えることも大切です。中長期的な目標を具体的に書くことで「長く働きたい」意思が伝わり、採用担当者もあなたを採用したいと考えるでしょう。

目標が思い浮かばない場合は、職場で具体的にどのような仕事に携わりたいかを書くのもおすすめです。将来のビジョンを伝えることで、志望度の高さのアピールにもつながり、向上心のある人物として認識されやすくなるでしょう。

動物病院へ転職する獣医師の志望動機例文を紹介

以下では、他の動物病院へ転職する獣医師の志望動機の例文を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

【志望動機の例文】

貴院は先進的な医療設備を備えており、地域で唯一、高度な治療に対応できる二次診療の動物病院である点に魅力を感じています。

これまでの幅広い診療経験と、手術実績を活かし、貴院のチームの一員として尽力できると確信しています。今後は眼科の専門外来で活躍したいと考えており、さまざまな症例に携わることで技術を磨き、より多くの動物の健康を守りたいと考えています。

迅速かつ正確な診断と治療を提供する眼科専門の獣医師を目指し、貴院の信頼性と患者の満足度の向上に貢献したいと考えています。

まとめ|履歴書を丁寧につくり込んで採用を勝ち取ろう

獣医師の転職においても履歴書の提出は必要です。採用される履歴書を作成するためにも、項目ごとの注意点を把握しておきましょう。

履歴書を作成するためには、まず履歴書用紙と証明写真、封筒を用意する必要があります。とくに証明写真は撮影方法によって印象が変わるため、余裕を持って準備することをおすすめします。

採用担当者が履歴書で最も重視するのは志望動機です。数ある求人の中から、なぜその応募先を選んだのかが伝わるよう、転職理由やオリジナルのエピソードを練り上げ、魅力的な履歴書をつくりましょう。

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