書類選考を通過したら、次は面接です。一般的に書類選考通過後、面接を行い採用 の合否を決めます。そのため、面接は病院に自分をアピールできる最大の機会です。
書類の時点では年齢やスキルセットが採用基準のギリギリであったが、面接でのコミュニケーション能力や頑張る気持ちを見て、採用に至ったケースなどは珍しくありません。
それほど面接は、内定を決めるうえで重要で難易度の高いプロセスです。
この記事では、動物看護師の転職で面接に失敗せず、採用に至るコツをご紹介しています。
目次
面接で見られている3つのポイント
①人柄
動物病院に来る動物やペットは、体のどこかしらに問題を抱えています。また、飼い主も愛するペットの具合が悪いことを心配しています。動物看護師には、動物の治療をする獣医師のサポートと、飼い主の心に支えになってあげることが求められています。
そのため、獣医師が治療をしやすいように細かなところまで気が利き配慮ができる人、飼い主との信頼関係を築くために、飼い主の目線に立って考え会話ができるといったコミュニケーション能力の高い人が重宝されます。
これらは面接官への挨拶や受け答え、顔の表情から評価されているので、面接当日はいつもより明るい笑顔で会話のキャッチボールが生まれるようなコミュ二ケーションを心がけましょう。
②頑張る気持ちがあるかどうか
頑張る気持ちだけあればいいというわけではありませんが、、これは、動物看護師の就業経験の有無を問わず面接で見られているポイントです。
動物看護師は、動物の命を預かる仕事です。経験問わず、強い意志をもって、動物やその家族を助けるために従事することが求められます。
例えば、自分の苦手な仕事や嫌な仕事であったとしても、どうにかしてやり遂げようとする力の源がその人の頑張る気持ちです。
自分をアピールする時には過去に頑張ったエピソードを伝えましょう。
③ 長期で働けるかどうか
基本的に病院は、期間限定の求人でなければ、長期で勤務できる方を探しています。
病院はお金と時間をかけて採用活動をしているので、できるだけ長期で働いてくれそうな人を採用したいと考えるのは当然です。
ただし、嘘をついてはいけません。「1年以上働けます!」と面接で言っていたにも関わらず、1か月も経たずに辞めてしまう人もいます。
家庭の事情等で辞める可能性がある場合は、予め面接時に伝えましょう。
事情を理解した上で採用をしてくれる病院はきっとあるはずです。
面接前にやるべき3つのこと
①応募した病院について調べる
これは応募をする前にも大切なプロセスですが、「なぜこの病院で働きたいのか」「この病院で何をしたいのか」などを話せるように、事前にその病院についてよく調べましょう。
例えば、ホームページ等で病院の特徴を調べ、どういった点が自分にとって魅力的にうつったのかを整理しましょう。
また、事前に調べてもわからない点は、面接で質問できるようにまとめておくと良いです。質問をしたからといって採用に至るわけではないですが、事前に調べた上で質問をすることは、その病院に対して興味関心を持ちしっかり勉強をしていると捉えられ、評価されるでしょう。
そして、調べた情報を元に、自分の考えや志望動機などを整理して、自分の言葉で話せるようにしておきましょう。
②身だしなみを整える
見た目よりも中身が大事とも言われますが、見た目は第一印象に影響を与えます。ここでの見た目の良さは、”清潔感”があるかどうかです。
例えば、面接の時によれよれのスーツを着ていたり、汚れた靴を履いていると、だらしない印象をとなり、せっかく内面でアピールするところがあっても、面接官には伝わりません。
特に、動物看護師は来院する動物やその飼い主に触れる機会が多い仕事です。身だしなみには、特に気を使ったほうが良いでしょう。
③時間に余裕をもって面接に向かうこと
面接当日は、約束時刻の10分前には建物の近くに到着し、約束時刻の5分前に建物内に入り、受付を済ませましょう。遅刻をしないことが大前提ですが、早すぎる訪問は、先方の仕事を中断させてしまうので避けましょう。
約束時刻にギリギリに到着することは心の余裕がなくなる恐れもあります。早めに建物の付近に到着し、身だしなみの確認をするなどして、リラックスした状態で面接にむかいましょう。
また、万が一、公共交通機関の遅延や急な体調不良などやむを得ない事情で約束時刻に遅刻してしまう場合は、速やかに電話で連絡をしましょう。遅刻の理由・到着予定時刻・謝罪を伝えましょう。
面接当日に必要な持ち物は?
- 写真付きの履歴書
- 職務経歴書
- 資格証明書(※資格所有者のみ)
- 筆記用具
履歴書や職務経歴書などは、誤字脱字がないかを確認し、クリアファイルにいれて折れないように丁寧に持っていきましょう。
また、動物看護師の資格を所有する人は、資格証明書も併せて持参しましょう。
面接でよく聞かれる3つのこと
面接は一般的に、”自己紹介→病院側からの質問→求職者からの質問”といった流れで行われます。特に病院側からの質問の時間は、自分の考えや想いをアピールできるチャンスです。
ここでよく聞かれる質問をまとめました。
①今までの業務内容
動物看護師として就業経験がある方は、スキルがどの程度あるのかを聞かれます。聞かれた時に分かりやすく回答できるよう、今までの経験と持っているスキルを棚卸しして整理しておきましょう。
②志望動機
病院のHPなどを見て、「~~という点に共感を致しました(魅力を感じました)。」といった話し方になるようにしましょう。
③退職の理由
伝わり方次第では「現職の悪口」に聞こえてしまい、印象が悪くなってしまうケースもあります。現職に感謝の気持ちがありつつも、致し方ない理由で転職するということが伝わるように、慎重に言葉を選びましょう。
面接対策を無料でできる方法とは?
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