動物看護師の転職を考えている方で、履歴書の書き方に悩んでいる方はいるのではないでしょうか。基本的な書き方は、一般的な履歴書の書き方と変わらないですが、動物看護師という専門的な職種ならではの注意事項があります。
この記事では、動物看護師の履歴書で魅力的に表現する書き方をお伝えします。
目次
動物看護師の採用担当者は、履歴書で何を見ている?!
履歴書はあなたと採用する側の初めての出会いの場であり、あなたの第一印象になる大切なものです。採用する側は写真や文字、文章であなたをイメージし、直接会って選考をするかどうかを判断します。
採用する側が、履歴書で知りたいことは「今のあなたはどんな人なんだろう」と「”将来”のあなたはどうなるのだろう」ということです。 そのためには、文章で自分らしさを伝え、興味を持ってもらえるように心がけましょう。
好印象を持ってもらうことで次回の選考に繋げ、直接アピールするチャンスをつかみましょう。
履歴書の基本的なマナー
マナー1 黒のボールペンで書く
履歴書の記入は、黒のボールペンで書きましょう。鉛筆やシャープペンシル、消せるボールペンの使用はNGです。インクかすれやにじみには十分注意して記入しましょう。
書き間違えた場合は、面倒であっても修正ペン等を使用せず、書き直しをしましょう。書き直しを減らすには、見本の履歴書を作成しておき、それを見ながら書くことがおすすめです。
マナー2 丁寧な言葉で書く
文章は「です・ます」調で統一する。転職希望先を指す名称は、動物病院であれば「貴院」、一般企業であれば「貴社」を使います。
また、住所や学歴・学歴は略称を用いず、正式名称で記載しましょう。例えば、「高校」ではなく「高等学校」と書くようにしましょう。
マナー3 誤字脱字に注意!必ず見直しをする
誤字脱字のある履歴書は、仕事においてもミスをしてしまうのではないかという印象を与え、評価が下がる可能性があります。
また、採用担当者によっては、その部分が気になり、内容を集中して読むことができなくなることもあります。選考へ悪い影響を及ぼすことがあるので、誤字脱字には気をつけましょう。
履歴書で自分をアピールできる3つのポイント
◆顔写真
採用担当者の目がはじめに行く場所です。写真を貼りさえすればいいと考えるのでなく、自己PRができるひとつの場所だと考えましょう。
自分の伝えたい印象(まじめそう、明るそう、穏やかそうなど)が伝わる写真を選ぶことが大切です。また、無表情だと暗い印象になるので、少しほほえんでいるくらいの明るい表情のものを選びましょう。
◆自己PR欄
よくある記入例どおりに「私の長所は…」で始まらなくても問題ありません。また、ありきたりの言葉を使う必要もないです。
長所にこだわらず短所や課題点を入れたり、得意なことも書いてもいいですが、最終的に自分らしさ、性格の部分も含めたPRとなるようにまとめることが大切です。
特に、長所がどんな経緯で身についたのか、あるいはどんな体験に長所が活かされてきたかなども自分の言葉で伝えるようにしましょう。
◆志望動機欄
志望動機が、ただ「動物が好きだから…」では説明不足です。動物看護師の転職活動をする人に、動物が好きでない人はいません。だからこそ、なぜ好きなのか?好きになったきっかけは何なのか?までを具体的に伝えていかないと、志望動機としては不十分なものになるでしょう。
また、なぜ他の病院や企業ではなく、その病院や企業を志望しているのかを相手は知りたいので、特に興味を持っている部分や、魅力を感じている部分も伝えましょう。
さらにそこで仕事をするなら何を目指したいか?ということも述べましょう。
自己PRによくある文章を3ステップで”自分らしい特徴”に直そう
STEP1:自分の特徴をシンプルに書こう
自分の長所の中でも「ここが一番の私の強み」と思う点を1-2点に絞りましょう。
(例文)私の長所は何事もあきらめずに、最後までやりとげることができます。
STEP2:自分の言葉で具体的に書いていこう
よくある例文のようなことを書いても印象に残りません。正しい文章よりも自分らしい表現を考えてみましょう。
STEP1で作った例文に対して
- 「何事も」では説得力がないので、具体性を加えて説得力を高める
- 「どんなふうにやりとげるのか?」を加えて自分らしさを出す
という操作をしてみましょう。
(例文)私は、やらなければいけないことに責任を持ち、問題が起きてもあきらめず最後まで努力を惜しまずに、一生懸命取り組みます。
STEP3:特徴を裏づけるエピソードや特徴を活かした活動を加えオリジナルにしよう
STEP2で作った例文に、過去の経験を加えてさらに説得力を高めましょう。
学生時代に活躍したことや、現職でがんばったことなどのエピソードを書くのがおすすめです。
1文にまとめようとせず、「なぜなら」「また」「さらに」などの言葉でわかりやすく区切り、読みやすさも配慮しましょう。
(例文)私はやらなければいけないことは、責任を持って取り組みます。高校ではテニス部で部長をつとめ、練習や試合に取り組んできました。 さらに、部内でトラブルが起こったときには、顧問の先生に相談したり、部員と話し合うなどして解決してきました。その経験から、最後まで努力して一生懸命取り組むことの大切さを学び、あきらめずに取り組むカを身につけました。
以上のことに注意して、あなたらしい魅力的な履歴書を作り、転職活動の第一関門である履歴書の選考をクリアしてください。
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