「動物の助けになる仕事がしたい」「動物と触れ合う仕事がしたい」
このような理由から動物看護師になりたいと思っている人はいるのではないでしょうか。 この記事では、動物看護師になるための必要な資格とその取り方などをご紹介しています。
目次
動物看護師になるために必要な資格はあるの?
動物看護師は動物病院に来る病気やケガを抱えた動物のお世話をする仕事です。
主な業務は、獣医師の治療や診療のサポートになります。動物達への直接的なフォロー以外にもカルテの作成や窓口の対応、飼い主への薬の説明なども行います。
動物の体やケアに深い知識と高い技術が求められる動物看護師として働くためには「愛玩動物看護師」という国家資格が必要になります。 国家資格を所有していることで、採血やマイクロチップの挿入など、出来る業務の幅が広がります。
保定や窓口対応など限られた業務のみを行う動物看護助手やサポートスタッフとして働くのであれば、資格は必ずしも必要ではありません。 ただし、民間資格の「認定動物看護師」など資格を所有していることで一定の知識や技術があるとみなされ、キャリアアップや就職の際に強みとなるでしょう。
動物看護師の資格って何?
資格は、国家資格の「愛玩動物看護師」と民間資格の「認定動物看護師」があります。 「愛玩動物看護師」は2023年より国家資格として誕生しました。
近年になり愛玩動物に求められる獣医療が高度化・多様化し、動物看護師の技術水準が向上したことにより、動物看護師には専門性が高く幅広い業務が求められるようになりました。
この課題に対応するために誕生したのが「愛玩動物看護師」という資格です。 大学や専門学校等で、3年以上の就学を経て指定されたカリキュラムを修了した人が受験することができます。(対象は愛玩動物看護師法施行日である令和4年5月1日以降の入学生)
既卒者・在学者・現職者に関しては、法律の施行から5年間(令和9年4月30日まで)に限り、通常とは別ルートで「愛玩動物看護師」の受験資格の取得方法があります。
動物看護師を養成する大学・専門学校等の既卒者・在学者は、農林水産大臣及び環境大臣が指定する講習会を修了することで受験資格を得ることができます。
動物看護に係る業務に累積5年以上従事している、もしくは「認定動物看護師」の受験資格を持つなど愛玩動物看護師としての必要な知識・技能の習得を終えている現職者は、指定講習会を修了後、予備試験に合格することで受験資格を得ることができます。
以前は、動物看護に必須の資格はなく、民間資格の「認定動物看護師」の取得が一般的でした。「認定動物看護師」は動物看護の知識や技術の水準を統一するために発足された資格で、資格を有していても人間の看護師のような投薬・採血などの医療行為は認められていません。
この試験は、実施している動物看護師統一認定機構が推奨しているカリキュラムに基づく「動物看護学」を学び、大学や専門学校等を卒業した人が受験することができ、2022年8月15日時点で3万人程が「認定動物看護師」として登録されています。
動物看護師の資格を持たずに、動物看護師として働く方法とは?
資格を所有していることで、転職活動に有利に働くこともありますが受験資格を満たすために、専門学校や大学等に入りなおすのには、時間とお金がかかってしまいます。
そのため、資格なしで動物看護に携わりたい場合は、資格なしの動物看護助手の受け入れが可能な動物病院を探す必要があります。
しかし、ホームページや求人サイトにそういった情報がない動物病院も多く、自分で探すのはとても時間がかかります。
そんな時に役立つのが転職エージェントのペットナースエージェント
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